ＭＧネットＱ＆Ａ

QMGネット以外で作られた電磁波防護服との違いは？

AMGネット以外の素材は「洗濯」ができません。数回の洗濯でシールド性能が失われるので「使い捨ての防護服」以外には使用するのは不適切と言えます。
また、弊社以外の電磁波防護服で人体ダミーを使用した電磁波暴露試験や臨床試験を実施している製品がありませんので、違いを比較することもできません。

Q銀は硫化や塩化により腐食しますが、耐久性に問題はありませんか？

A銀が硫化すると硫化銀となります。硫化銀になりますと導電性が落ちてしまいますので、性能は落ちます。しかし、EMC対策用MGネットは導電防錆アクリルコーティングしておりますので、磨耗する環境でない限り5年以上安定した電磁はシールド効果を持ちます。

Q通常の電磁シールド材であるアルミや銅の金属フィルムとの違いは?

Aアルミや銅は100dB以上の電磁波遮蔽性能があり、電磁波を99.999％反射します。その結果反射や共振の影響が大きくなり、周囲の機器に予測しない電磁干渉が発生します。
MGネットは重ね枚数で97%～99％の範囲で遮蔽率に抑えることで、周囲の機器に対する影響を均一に下げ、電磁干渉を低減します。
機器の電磁干渉によるエラーは電磁波を０にする必要はなく、エラーが起きないレベルまで電磁波のレベルを下げれば良いので、高すぎるシールド性能素材より、MGネットやEMCスクリーンのように目的に合わせて適度なシールド性能を持つ素材の方がEMC対策に適しています。

QMGネットの銀素材は特殊な銀ですか？

A純度99.9％の純銀です。EMC対策用MGネットは表面に導電防錆アクリル材で耐腐食加工がされています。

QMGって何の略ですか？

AMagnetic field（磁界・磁場）とMicrowave（マイクロ波-高周波）のM、それを Guard（防護）するGをあらわしています。

Q本製品は火には強いですか、弱い方ですか、燃え易いですか?

A銀繊維はナイロンを使用していますので、可燃性です。ただ、引火性はございません。また燃えても溶けるだけで、燃え広がることはございません。ただし、200℃を超えると繊維がガラス化いたしますので、もろくなってしまいます。