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ご挨拶
おかげさまで20周年を迎えることができました。
これからも皆様が安心して生活できる環境をつくります。
ペースメーカ電磁波防護技術をあらゆる電磁ノイズ対策へ応用
-人体だけでなく各種機器同士の電磁干渉の解消を目指して-
ペースメーカ、ICDは安全な医療機器です。しかし近年、携帯電話などの無線電波通信機器やIH調理器具、盗難防止ゲート(電子商品監視装置)などの低周波磁界を発生する機器が日常生活の中で増え、ペースメーカ、ICDに影響を与える不安が増してきました。そのため、ペースメーカ、ICD植え込み患者様は、いろいろな電磁波を出す機器の使用や施設内への立ち入りを制限されております。当社は、ペースメーカ、ICD植え込み患者様が、制限のない日常生活を送られることを願い、1997年より電磁波防護服の研究開発に取り組んで参りました。
2006年にペースメーカ等用電磁波防護服「MGベスト」「MGエプロン」を発売し、2010年には強い電磁波が発生する職場環境のために、廃業や配置転換を余儀なくされておられる患者様に対応できる性能の高いペースメーカ、ICD電磁波防護服「MGワークベスト」を発売いたしました。これまで3万人以上の患者様が弊社の電磁波防護服を着用しておられますが、ペースメーカ・ICDに影響が出た事例(プログラマーによるイベント記録)は0件です。
ペースメーカ電磁波防護服開発には以下の課題があり、それらを解決することによって開発に成功しました。
- ・ペースメーカがどのような電磁ノイズ(周波数や波形)に影響を受けるか?
- ・電磁ノイズの影響や電磁波防護服を評価するための人体ダミー等の試験装置の開発。
- ・各種電磁ノイズに対応した新しい電磁シールド材(軽量・薄型・高性能)の開発。
- ・人体に負担をかけず、摩擦や折り曲げの耐久性と洗濯が可能な電磁波防護服の開発。
- ・医療機関と連携し、ペースメーカ等実機を使用した試験体制の確立。
- ・ペースメーカ等装着が電磁波防護服を着用した臨床使用例の累積。
- ・製品の使用期限の管理と期限切れ製品の回収や廃棄のプロトコル確立。
上記の課題解決で得た技術や素材を応用して、電磁環境調査や試験、並びに電磁波ノイズによる機器の誤動作や、ノイズを発生する機器の電磁漏洩防止に役立てる製品を開発し、多くの企業、行政機関、研究機関に提供しております。
今後は5Gによる無線通信ネットワークが飛躍的に広がります。5G関連の機器開発やアプリ開発に弊社の電磁シールド製品が使用されおり、ますます社会のニーズが高まると予想しております。
さらに、弊社が開発した純銀メッシュ「MGネット」は高い抗菌性を持っており、マスク用の除菌・消臭フィルターや銀イオン水生成の触媒として幅広く活用いただいております。
皆様のご発展と共に、ご愛顧いただけることをお願い申し上げます。
メディカル・エイド株式会社
代表取締役社長 松井英樹