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MGネットの性能と物性について
KEC法 電界シールドデータ
周波数ごとにMGネットを1~4枚を重ねた時の電界シールドデータ(dB:デシベル単位)です。※40dBで99%、60dBで99.9%のシールド性能があります。携帯電話を完全に圏外にしたい場合は40dB以上のシールド性能が必要ですので、MGネット3重以上してご使用下さい。
▲MGネットの重ね合わせによる近傍電界に対するシールド性能の比較(KEC法):Measurement Limitは測定限界値を示す。MGネットを重ね合わせることにより1MHz~2.5GHz高周波電磁波に対しシールド性能が20dB→60dBへ上がることが分かる
KEC法電界シールド測定方法
MGネットの重ね合わせによる電磁波シールド性能の比較
MGネットの重ね合わせによる電磁波シールド性能の比較を行った。近傍電界に対するシールド性能を、KEC法を用いて右のとおり計測した。結果を(上の表とグラフ)に示す。この結果より、MGネットを重ねで使用することにより、1MHz~2.5GHz高周波電磁波に対しシールド性能が上がることが分かる。KEC法による近傍電界に対するシールド性能測定方法(図1)
(図1)
フリースペース法 電界シールドデータ
周波数ごとにMGネットを1~6枚を重ねた時の電界シールドデータ(dB:デシベル単位)です。MGネットの各周波数帯域におけるシールド性能評価を米国のHVS Technologies, Inc.(電子音響研究センター付属電磁吸収遮蔽材とテスト設備専門機関)にて実施した。その結果、周波数0.045GHz~1.4GHz時で遮蔽率30~40dB以上、周波数7.75GHz~13.0GHz時で遮蔽率20~40dB以上の電磁波シールド性能が確認された。詳細を表2に示す。
テスト実施日 | 1997年12月10日 |
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測定施設 | HVS Technologies, Inc.(米国の電子音響研究センター付属電磁吸収遮蔽材とテスト設備専門機関) |
測定者 | Prof. Vijay K. Varadan(アメリカ ペンシルバニア州立大学 電子音響材&装置工学研究センター) |
使用電磁波遮蔽材 | MGネット |
測定機器 | HVS Free Space Microwave Measurement System |
測定方法 | HVS Free Space Microwave Measurement Systemを用いたMGネットの電磁波吸収率と透過減衰率の測定 |
測定結果 |
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ミリ波遮蔽試験データ ※クリックで拡大画像表示
金属アレルギーとは、金属と汗に含まれる塩素イオンの作用によって、皮膚が拒絶反応を起こして皮膚がかぶれる状態をいいます。 銀は極めてアレルギー症状を発現しにくい安全な金属です。一般的な電磁波シールド材の多くは、安価なニッケル等の金属メッキを使用しています。 ニッケルは直接肌に触れた場合、他の金属に比べて溶けだしやすく、汗をかいていれば、 汗に含まれる塩素イオンの作用でより溶けだしやすくなる性質を持っているので注意が必要です。
当社の「MGネット」製品は使用目的、安全性を考慮し、コーティングに銀を用いて金属アレルギーの危険性を最小限に抑えています。また、生地に電磁波シールド材をコーティングしている一般的な製品と違い、 「MGネット」製品は繊維レベルで銀コーティングを行っていますので、 コーティング材の磨耗や剥離にも強く、耐久性のある製品です。
導電性とその他の物性
以下の表は導電性(表面抵抗値)とその他の物性です。さらに各洗濯法にて洗濯後の物性を比較している。
初期(経/緯) | 洗濯JIS L0217 103法 | 洗濯JIS 1042バークレン法DC5(経/緯) | 備 考 | ||
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HL5(経/緯) | HL10(経/緯) | ||||
表面抵抗値(Ω/10×10cm) | 1.4/3.0 | 1.6/4.0 | 2.4/3.3 | 2.2/4.8 | 下記参照 |
収縮率(%) | - | 3~8/0 | 8~14/-13~-6 | 1/3 | +は縮み-は伸び |
引張り強度(kgf) | 3.1/2.2 | - | - | - | 2.5cm幅 |
引裂き強度(kgf) | 0.2/0.2 | - | - | - | シングルタング法 |
表面抵抗測定方法(測定条件) |
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安全にお使いいただくために
MGネットを安全にお使いいただくために、必ず知っておいていただきたい項目です。ご使用になる前に、必ずお読みになり、警告事項・注意事項をお守り下さい。
警告 死亡または重症などを負うおそれのある警告事項です。
使用中の電磁調理器の上に置かないで下さい。EMSパッドが発火します。
電子レンジで加熱しないで下さい。銀繊維もEMSパッドも発火します。
注意 傷害を負うおそれまたは物的損害のみが発生するおそれのある注意事項です。
金属アレルギーの方は、直接皮膚に触れないで下さい。かゆみ、かぶれの原因になります。
高周波防護ベスト本体、EMSパッドを海水や温泉水に浸さないで下さい。性能が低下する恐れがあります。また、EMSパッドが濡れた場合は、乾いた布で拭いて下さい。