ＭＧネット使用例

EMC対策用「MGネット」は、銀繊維（ナイロンに純度99％の銀をコーティングしたもの）をハニカム(六角形)メッシュ状（網目約1.5ミリメートル）に編み上げ、さらに導電アクリル材で特殊コーティングをしており、耐久性が高く、折りたたみを繰り返しても、洗濯してもシールド性能が劣化しません。

「MGネット」はナイロン繊維がもつ「軽い、柔軟」と、銀がもつ「導電性、電磁波シールド性」等の特性を併せ持った素材として、多種多様な電磁波対策に用いられております。また、銀の導電性、輻射・蓄熱効果、熱伝導性、抗菌性などの多様な機能を有しています。

各種電磁波防護服のシールド材として

ＭＧネットは「ペースメーカ・ICD等」「MRI」「カプセル内視鏡（CES）」「強電磁界作業」「軍事妨害電波対策」など、各種電磁波防護服に使用され、体内装置の誤動作を防止し、高周波電磁波の人体曝露をICNIRPのガイドライン以下に低減している。※洗濯しても性能が劣化しない。

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高周波ノイズによりエラーが出ている機器に対する汎用性の高いシールドシートとして

ＭＧネットはシースルーなので機器に被せても視認と操作ができる。
電磁波の浸入が予想される壁面に配置することで外部の通信を100分の1程度に遮蔽するが、反射や共振の影響小さいので、安定したEMC効果を得ることができる。また、シートを折り畳んで重ね合わせるとシールド性能を変化させることができる（20数dB～60dB以上）

※金属板等の100dB以上の素材は反射や共振の影響が大きくなるので、思わぬ電磁干渉が出る場合がある。

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モバイルツールや各種通信機器用の電磁波シールド袋として

ＭＧネットは機器に被せても視認と操作ができ、折りたたみや摩擦の耐久性が高い電磁波シールド袋として以下の多様なニーズに応えることができる。
■開発中のモバイル機器などの無線送信試験における違法電波発射の抑止や外来電波の遮断
■袋を重ね合わせるとシールド性能を変化させることができるので、ゲームやアプリの開発の際に通信状況に応じた動作を手早く確認・評価できる
■シールドルーム内における複数無線送信機の干渉防止
■スマホやタブレットを複数台同時にキッティングする際に、混信防止用として
■衛星電話端末のパルス爆弾対策用の電磁波シールド袋として
■スマートキー用の電磁波シールド袋として
■警察や検察が押収したスマホやタブレットを送付する際に外部情報漏洩防止

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何度も折りたたみが可能な電磁波シールドテント「EMCテント」のシールド材として

ＭＧネットは折りたたみを繰り返しても性能が劣化しないので、シールドテントに用いると折りたたみ・持ち運び・収納ができます。さらにメッシュの開口率が80％以上あるので消防法にも適合しており、展示会やテナントビル内でも設置が可能です。
また、採光性、通気性､放熱性が良く、光源や空調が不要。閉所によるストレスがなく快適な空間で作業できます。

※従来のシールドテントは折りたたみを繰り返して使用することはできませんでした。さらに内部が暗く、熱や空気がこもり、ストレスを感じ作業効率の低下が懸念されています。