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IH調理器の電磁界測定
目的
IHクッキングヒーターから漏洩する電磁波が、どのような周波数分布となっているかを測定し、その漏洩電磁界に対して遮蔽性能が大きい電磁波シールド材を開発する。
方法
IHクッキングヒーターとアンテナを図1及び図2のように設置した。アンテナには直径65mmのループアンテナを用い、スペクトラムアナライザ(ADVANTEST社製R3132)に接続した。測定した周波数の範囲は10kHzから1MHzまでとした。
図1:設置位置(上から見た図)
図2:設置位置(側面から見た図)
結果
測定した結果、IHクッキングヒーターから漏洩する電磁波で最大となる周波数は22kHz付近であった。
図2 IHクッキングヒーターの周波数分布
考察
IHクッキングヒーターからは20~30kHzを中心として、300kHzを超える幅広い周波数の電磁波が発生していることが分かった。
結論
IHクッキングヒーターからは20kHz付近の低周波電磁波が強く発生している。ペースメーカを防護するには低周波電磁波をシールドしなければならない。当社が開発他EMSパネルは静磁界からGHzの広い範囲で、電磁界をシールドする性能を持っている。