無線機誤動作防止効果

MGベストの無線機に対するPM誤動作防止効果

目的 方法 結果 考察 結論

目的

本実験では、無線機から発せられる電磁波によるPMの誤動作を、MGベストが防止できるか試験評価した。

方法

人体型ファントムPMを設置し、図1のように対数周期アンテナを正対して設置した。無線機本体からの出力は60Wで、830MHzの搬送波に60Hzのパルス変調をかけたものとした。830MHzにした理由は、携帯電話の周波数を模擬するためであり、60Hzのパルス変調をかけた理由は、PMの基本レートを模擬し、誤動作を誘発させやすい条件とした。試験は電波暗室内で行った。

図1 人体型ファントムと対数周期アンテナ

結果

試験の結果、誤動作が発生したペースメーカは、10機種中1機種である。(表1)

ペースメーカ 防護服なし MGベスト着用
A 50cm (-)

表1 誤動作発生数

考察

不法無線などではポールアンテナが使用されているので、ポールアンテナを使用した試験も必要である。また、不法無線は出力が1kWの無線機も存在するので、より高出力の無線機で試験する必要がある

結論

MGベストは無線機から発射される電波を遮蔽し、PMの不適切作動を防止する効果があるという一例が示された。

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